国産カブトムシ
ヤマトカブトムシ Trypoxylus dichotomus septentrionalis
もう8月も終わりで♂は全て寿命となり、♀も残すところ小型のものが1匹のみ。室内飼いでできるだけ長生きさせたい
産卵セットの衣装ケースで暮らしておりフタをすると通気が悪いので、酸欠になったり蒸れないよう空気入れ替えをし霧吹きで水分も調整、最後にとろうまバナナを設置
ヘラクレスオオカブト
ヘラクレスヘラクレス Dynastes hercules hercules
♀
産卵に励んでいたメスだが心ゆくまで産んで体力を使い果たしたのか土に下半身が埋まった状態で☆になっていた、お疲れ様でした
体重は14g。むし社で5月に購入した個体で1月羽化とのことだったので成虫になってからは9か月生きたことになる
きれいにお湯洗いして汚れを落としてやり標本のために乾燥

終の棲家となったプラケースの産卵セットその2は朽ち木や木の皮を取り除き、保管中の衣装ケースの産卵セットその1に加えてブリーディングルームに移動し安置
♂
老化してきて残っている脚の符節も麻痺がでているが、元気で基本昼夜問わずエサ皿に頭を突っ込みとにかくずっと食べている
週に1日程度絶食させているが、エサがないととにかくうろうろと動き回る
若い頃からそうだが食べる量はさほどではなくツノのせいもあって底に残ってしまいカップをきれいに平らげることはない。好物のプロゼリー60gでも1/3くらいだけ食べたらお腹が一杯になったのか飽きたのかそれとも保存料無添加で酸っぱくなってしまうのか残して寝てしまう

最近はバナナやパイナップル、プロゼリーやすこやかゼリーなど良いエサばかり与えていたせいかグルメになってしまい、なんとマルカンのサムライ黒糖ゼリーやフジコンの赤には見向きもしなくなってしまった。この贅沢モノが
しばらく放置して飢えさせれば食べるのかもしれないが、サムライ黒糖ゼリーに至ってはもともとあまり好みでもなかったが今は全く口すらつけなくなって驚いた
国産カブトムシはプロゼリーやバナナの後でも♂♀問わず喜んでサムライ黒糖ゼリーをすごいスピードで連日平らげていたので、南米のコルカの木などの樹液はクヌギやコナラの樹液と異なり味の好みも異なるのか?
フローレンシスヒメカブト
Xylotrupes florensis
今更ながら表記について、本当にニセが付くのか正しいのか疑問なので"フローレンシスニセヒメカブト"と引用符つきでGoogle検索すると約 16,800 件。一方"フローレンシスヒメカブト"は約 4,470 件とニセ付きが多数派
普通のヒメカブト Xylotrupes gideon いわゆるギデオンに対し Xylotrupes florensis が名前で、日本ではフローレンシスニセヒメカブト・ニセヒメカブト・フローレンシスヒメカブト・トゲヒメカブトなど色々な呼ばれ方をしているようだがフローレンシスとニセがかぶっているような印象でかつニセはあまりイメージが良くないので今後このブログでは「フローレンシスヒメカブト」で統一するようにする
エサやりや霧吹きなどのメンテはしていたが最近はあまり夜の運動会やギーギー音も聞かれなくなり、死んでいる可能性もあるので久々に掘り返してみた
♂
掘り返した直後は眠っていたのか死んだように動かなかったが、少しして活発に動き出した
さすがに寿命が近づいているのか右前脚の符節が麻痺気味

♀
こちらは元気で写真を撮る間もなく高速で潜っていった。
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