道中で見かけたこの句、「面白きこともなき世を面白く」 有名で聞いたことはあったが詳しくは知らなかった

高杉晋作の辞世の句とのことだが、諸説あり正しい解釈(意図)・はっきりしたことは本人しか分からないようだ
上の句は本人の作で続く下の句「住みなすものは心なりけり」は病床で看病をしていた野村望東尼が付け加えたという説もある
大きく分けて
・おもしろき こともなき世を おもしろく
と
・おもしろき こともなき世に おもしろく 住みなすものは 心なりけり
の2つあり
一つ目は「自分で世の中を面白く変えていこう」二つ目は「世界・人生はそんなに面白いものではないかもしれないが、そこで幸せに面白く生きていくのは心の持ちよう一つ、自分次第だ」という意図と思われる
全体で考えると二つ目の方がしっくり来て多数派のようだが、自分は前半・上の句だけでちょんぎった一つ目の方が何というか味わい深くいくつもの意味が想像できて広がりがあるようで好みだ。
