

土曜だったが結構ガラガラで自由に見て回れた。実験プログラムは興味を引くものが多く、小・中学生以上の年齢層だと楽しめると思う。
養老孟司館長の「共生の世界」から以下、引用。
お酒が瓶に半分残っている。いや、もう半分しか残っていない。この二人の意見の違いは、たがいに補い合います。瓶の中のお酒に注目すれば「未だ半分残っている」のですが、空になった部分に注目すれば「もう半分しか残っていない」となります。二つの見方は反対ではなく、合わせて酒瓶のなかの空間全体になります。
意見が反対になるのは、そう「見える」だけであって、たがいに補い合うのだと思います。それを「反対意見」と表現すると、しばしば妥協の余地がなくなってしまいます。生死は反対のようですが、生きているということがなければ、死ぬこともないわけで、両者は補い合っています。「ある」と「ない」もじつは同じことです。酒瓶の例をお考えくださればいいのです。「酒の入った空間」と「酒の入っていない空間」を合わせて、1つの酒瓶のなかの空間全体になっています。

先日の英検の問題、リスニングのスクリプトが公開されたがまだダウンロードしたのみで復習はできていない。
小旅行の空き時間でロアルド・ダールの「南から来た男 Man from the south」を読む。
4編のミステリー短編が収録されており、まずは最初の「Man from the south (南から来た男)」を読了。注釈がついており、文章・単語もさほど難解ではないのでストレスなく進められた。
舞台はジャマイカのとあるリゾート地。ホテルのプール際にてビールを飲みながら男がくつろいでいると、70歳くらいの男性が話しかけてくる。話しの流れで賭けをすることになるが、その内容は「本当にそのライターで10回連続火をつけることができるかね?ワシが勝ったらキャデラックをあげよう。だがもし負けたときは・・・」
