室内飼いにしているので屋外よりは涼しい場所だが、今年最初の国産カブトムシ・ヤマトカブトムシが羽化して地上に出てきた
やや小振りな個体だがバランスの良い体格で立派なオス、ワインレッドの黒光りする光沢
幼虫を多頭飼いしていた衣装ケースから準備しておいた成虫用ケースに移したところ、さっそくマスターズ黒糖ゼリーにかぶりつく

不思議なことに蛹室、サナギの部屋から這い出てきた穴が全く土(マット)に見当たらない。自分で埋めて隠したのか?
サナギから羽化後土中で2週間程度、体を休め・乾かしてから地上に出てくるのでヘラクレスよりもエサを食べ始める後食期間までは短く、日本の四季で樹液が出なくなりエサがなくなる秋までにはその一生を終えるので寿命も短い
しかしこの角の形、特に長い方の頭角は日本のカブトムシに特有でなんともカッコイイ。二股に分かれさらに二股に
好き嫌いは分かれると思うが、特有の匂い・カブトムシ臭も好きだ

日本のカブトムシはツノの構造がヘラクレスやコーカサスのように頭角と胸角で挟んだり突きさして串刺しになったりはせず、テコの原理で下に潜らせたツノ(頭角)で相手を投げ飛ばせばそれで終わり。無駄な殺生はしない、サムライ
そうはいっても運悪く角を突き上げるときに生体の継ぎ目となっている前胸部(胸)と中胸部(背中・お腹)の間に入ってしまうと、しがみつく脚の力が強いこともあり真っ二つになってしまうことも。野生のケンカは命がけ。
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